2013年10月22日

はらみ線をEAで検証してみた

酒田五法と呼ばれる、江戸時代の米相場取引で生み出されたテクニカル分析で、

はらみ線と呼ばれるローソク足の形があります。



harami1.GIF


上の図のように直前の足の始値と終値の間に納まっている足をはらみ線と言います。


陰線のはらみ線(上の図の左のパターン)は下落の可能性が高い。

陽線のはらみ線(上の図の右のパターン)は上昇の可能性が高いと言われています。


では、どれほどの効果があるのだろうと早速EAを作って試して見ました。




ルールは次の通り

1.陰線のはらみ線が出たら次の足で売り

2.陽線のはらみ線が出たら次の足で買い

3.売りのストップは陰線のはらみ線の直前の足の高値

4.買いのストップは陽線のはらみ線の直前の足の安値

5.トレイリングストップは最初のストップとエントリーの値幅を維持し切り上げ切り下げ

6.ロットは1枚固定


を、まんまコーディング。



EURJPY1H(2005/1/1〜2013/1/)のショートの結果

haramiShortEURJPY1H.jpg


EURJPY1H(2005/1/1〜2013/1/)のロングの結果

haramiLongEURJPY1H.jpg

てな感じになりました。

ちょろっと値幅でフィルターはしてますが、

別のテクニカルとかは使っていません。


一応どちらもプラスとなりましたが、

1時間足を使って7年分のエントリー回数が

ショートで38回、ロングで24回程度です。

ショートは途中に大きなドローダウンがあるので

これを回避するとさらに数は減るものと思われます。



ただ、優位性があるのなら、いつ出てくるかわからないだけに

EA(その他システムトレード)にとっては有利な手法ですが、

数が少ないだけにどうなんでしょう?って感じですね。



posted by K at 20:28 | Comment(0) | はらみ線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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